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不安で一杯の期待を浮き彫りに

2009-01-12

Tag : アーハ!

苅谷剛彦+増田ユリヤ「欲ばり過ぎるニッポンの教育」(講談社現代新書)
「欲ばり過ぎるニッポンの教育」
学校教に自分がどっぷり浸かることは
昔から考えたことがないので、
と社会のつながりを少し遠くから分析する視点が
自分の好みには合ってるんだと再確認しました。

ついつい「あるべき姿」から論じ始めてしまう
問題について、
現状がどういう経緯でどうなっているかを分析する
教育社会学者に、
高校の非常勤講師も勤めるジャーナリストが
留学先のオックスフォードにも押しかけて対する、
というドラマ仕立ての対&論述集です。
以前、別の本を読んだとき、この先生の視点が気に入りました。
事実に基づいて考えよう、というテーゼが好きです。

OECDの国際的な学習到達度調査で、
日本の順位が下がったときにトップに躍り出たのが
フィンランドでした。
その教育システムに隠された秘密(?)をめぐり、
それまでちっともかみ合わなかった対
まとまっていくというストーリーです。
(どちらかというと事実の流れというよりドラマを感じます)

「このことを知っていれば大人としての教養がある」
あるいは、
「大学に進むためには一定の絶対基準に達していないと認めない」
といった、厳然たる態度が
日本の大人(親に限らず)の考えにはない。
ないから、
親は教熱心になるし、
むやみと不安に駆り立てられるし、
いくら教に投資してもこれで安心だとは思えないし、
むやみと義務教に対する期待が(不満も)高くて先生は大変だし、
でも進学率は高いし、
犯罪・非行の問題は警察・福祉の問題となる前に
・学校の問題として扱われて大事にならずにすむし、
すでに義務教ではないのに
高校に進んでも中学のやり直しから教えてくれたり
大学に進んでも高校のやり直しから教えてくれたりして
中身が伴わなくても引き上げようとしてくれるし、
「とてもやさしいシステムなんだなあ」
というところを、浮き彫りにしてありました。

だからどうした方がいい、まで
この本では届きませんでしたが、
漠然と思っていたことを言い当ててもらった気がして
すっきりしました。
娘と通勤電車に乗ったら、
本を読んでしきりに頷いている姿を
しっかり目撃されました。
きっとこの本を読んでた時も頷いてたと思います。
まあ、ほっといてやって下さい。
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