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錯覚には騙されないように

2009-02-28

Tag : 屈託

一川誠「大人の時間はなぜ短いのか」(集英社新書)
「大人の時間なぜ短いのか」
キャッチーな題名の本、3冊めです。
実験理学の研究をする一方で
学際的に間学を研究してきた先生による
と問題提起の書でした。
前半と後半ではかなり視点が異なっていて、
実験条件に基づいた緻密な研究結果の紹介と、
現代の生活に照らした間の使い方に関する提言とは、
別の学問領域の専門家が書いているような印象があります。
実験理学の枠にはまらない先生なのだろうと思います。

携帯RPGにハマってだらだらしてたのもホントですが、
実験理学の知見の変遷をつづる
前半のくだりを読み進めるのにも、
かなりの困難を感じてました。
ゲームは楽しいから進めるんですが、
読んでると感じる消化不良とかフラストレーションとか
えも言われぬ強い抵抗感が生じるので、
気持はゲームに逃げてました。
・・・出来の悪い学生代を再体験してるだけなのかも。
レポートの締切が迫ると
信長の野望に夜通しつき合ってたのを
思い出してしまった。
おかげで当時はテトリスの技量も随分あがりました。

それはともかくとして、
理学実験の前にあるのは
生理学・医学・哲学の知識。
理学実験の後にあるのは
複雑な世界の出来事に対して
実験条件内の事実の延長線だけからは
導き出しきれない推論。
その間にある厳密な条件設定と結果は
現実の「間」から切り離された古典物理学のような世界。
新しい錯視図形は発見されるんですが、
そのメカニズムはいつまでたっても解明されていかないという
研究者の「興味」の世界。
理学ってお金かけて研究してるみたいだけど
いったい何の役に立つものなんだろう?!と
学生代にたいそう混乱させられた頭の中身を
そのまま思い出すことになりました。

錯視は誰にもあって
誰も避けられない、ってことを
丁寧に伝えておられるのはちゃんと伝わってきました。
なぜ錯視が起こってどうそれとつき合っていくといいのか
その辺が分かってこないので
読んでて苦しかったです。
期待過剰なんでしょうね。
研究の変遷をきっちり紹介されつつ
フラストレーションを抱えていると
藪睨みがひどくなりました。
学生代少し遠巻きに眺めてたら
厳密な徒弟制度に裏付けられた学問の世界という
印象だったせいもあってか、
先人たる先生方の業績へのオマージュを
しっかり書いておかないと
好きなことも書かせてもらえないんじゃないだろうかなどと
勘繰りを入れたくなりました。
・・・すでに書評の体をなさず
境ぐだぐだのエッセイに堕してるんで
この辺にしときます。

うーん、まだまだ修行が足りません。
まぁうさんくさくいのはいつものことですね。
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