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きびしいやさしさは対人恐怖?

2009-03-01

Tag : 屈託

森真一「ほんとはこわい「やさしさ社会」」(ちくまプリマー新書)
「ほんとはこわい「やさしさ社会」」
社会学者もり・しんいち先生による
中高生向け新書で、
こちらは2008年1月初版です。
図書館ではヤングアダルトコーナーにありました。
を砕いて表現を工夫されているため
読みやすいです。

書かれている主張は2000年初版の本とほぼ同じです。
小さなことでも勝ったり負けたりしないよう
常に対等性を保とうとし、
相手をつけない(そして自分がつかない)ためなら
本当に思っていることも表に出さないようにするのが
相手のためのほんとうのやさしさであると考える、
昨今の10~20代の人たちへの
おじさんからの投げかけです。
うまく届くといいんですが。

大平健「やさしさの精神病理」(岩波新書)の初版が
1995年9月ということですから、
つきやすくもきびしいやさしさをたたえた人たちの存在が
上の世代から違和感をもって迎えられるようになって、
もう15年近くたってることになります。

それだけ時間がたてば
世代による考え方の違いも大きくなるわけで、
いまでは
・きびしいやさしさ
・対等性の原則
つけないための「予防としてのやさしさ」
・人生の自己目的化
しさ至上主義
・もともと日本人に多い対人恐怖
が主流になってると言えるのでしょう。
その結果として
・陰口を匿名でいう/直接会えばふつうにニコニコしてる
・上から目線にムカつく
・「~しない」やさしさ
・がんばらずにしむ
・キレる
・やさしいから虐待が止まらない
・気に生きてはいけない
人が多くなってるのは、
当然の変化なのでしょう。

友だちとプリクラを撮るときにいつも変顔(へんがお)してる
娘はいったい何を考えてるんだろうと
不思議に思ってましたが、
背後にある気持を推測することは
この本に教えてもらうまでできませんでした。
不肖の父親です。

自分にきびしくできないのは
他人にきびしくしてはならないからで、
自分に甘いわけでもなく
他人がこわいからであるとすると、
これからの人たちは
仕事や人生の出来事における失敗や挫折を
どのように乗り越えていけばいいのだろうと
考えを巡らせました。
まだ答えは見いだせずにいます。
壁にぶつかっても迂回できればそれでいいのでしょうが、
そのたびにステージから降りてては
居場所がなくなってしまいそうです。

そこで苦し紛れに反論めいた感想を言ってみます。
みんながみんないつもそうなっているわけではないんじゃないの、
という、ちょっとした言いがかりです。
分析がよくあてはまるということと
現実のがどうなっているかとは、別物でしょうし。
対人恐怖の強い人もいるでしょうが
そうでない人に会うことも現実には沢山ありますし。
そんなに捨てたもんでもないんじゃないの、とか
ストレスきついと追い込まれちゃうんじゃないの、とか
そういう感想も投げてみたくなりました。
だから何がどうってことでもないんですが、
そう見たらそう見えるってことと
実際にその通りだってことは
イコールではない気もしました。
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