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テーマ盛り沢山がすごい

2010-10-11

柚月裕子「臨床真理」(上・下)(宝島社文庫)
(下巻はこちら)
「臨床真理」(上下)
第7回『このミステリーがすごい!』大賞の
ダブル受賞作の片割れとのこと、
すでにあちこちで賛否両論採り上げられてます。
ブクログのレビューページはこちら
読書メーターの感想ページはこちら
これだけあったらもう
私の感想は要りませんね。
出版社による紹介はこちらですが、
単行本と文庫版ではリライトもされてるようです。
2冊に分かれているのがミソですねぇ。
その割に1冊が厚くないのはビミョーです。

いつもいい本貸してくれる
大事な友人から借りました。
作品としての完成度より、
受賞に向けての強い意欲と
テーマを伝える描写力を感じました。
ミステリー特有のとっつきにくさはうすく、
そのままサスペンスドラマになりそうです
(えぐい描写の真犯人との対決場面を除く)。
どっちに進むのがよかったのかなぁ。
ぐいぐい読ませる代わりに
通読すると少しまとまりがなかったです。

書きたかったのは医療の問題なのかというと
そうではなさそうです。
主人公は後半、臨床心理士(病院のカウンセラー)ではなくても
別にいい感じでした。
動きがルポライター(作者のキャリア)のようで、
関わった少年少女の治療には何も貢献しませんでした。
福祉の問題なんだとすると
最初からルポライターを中心にした方が素直な感じですが、
それじゃ既製品との差別化が難しいと考えたのでしょうか。
共感覚をもつという青年のキャラクターは強烈なので、
続編では難事件の解決に貢献するストーリーが
連作できるかもしれないと思いました。

者の意見が2作に分かれたのは
(もうひとつは読まないままでの想像ですが)、
・今後にはもっと期待できそうな筆力と
 候補作としての完成度・整合性とのギャップ、
・ミステリーとしての構成の甘さ、
という辺りにあるのかもしれないと
かんがえました。
ぜんぜん違うかもしれませんが。

あとはトラックバック先のご紹介です。
さすがに大賞受賞作へのコメントは多彩です。
「臨床真理」:MIDNIGHT DRINKER:So-netブログ
 (宝島社さんへの要望も含め、同感です)
新・たこの感想文 (書評)臨床真理
 (確かに後半は、筆力で強引に引き延ばしてる印象を受けました)
臨床真理 - 男の魂に火をつけろ!
 (セックスボランティアとの関連に触れられてます。ここも次回作期待ですね)
【本】臨床真理(柚月裕子): 映画細胞~CinemaCell
 (「ミステリという文学は基本的にロジカルで実に男性的な読み物」
  という指摘があり、目を拓かれました)
「臨床真理」柚月裕子 - 図書館で本を借りよう!~小説・物語~ - Yahoo!ブログ
 (評が作品より楽しい、という指摘が斬新です)
徒然なる日常:臨床真理 / 柚月裕子 - livedoor Blog(ブログ)
 (受賞時は「藤木裕子の『臨床真理士』」だったとのこと、貴重な情報です。
  真犯人の性倒錯傾向の掘り下げが弱いと私も感じました)
臨床真理/柚月 裕子(ゆづき ゆうこ)| リラの読書日記♪
 (すっと感情移入されているのが伝わってきました)
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