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非破壊検案のすすめ

2010-12-29

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海堂尊「死因不明社会」(講談社ブルーパックス)
死因不明社会
「チーム・バチスタの栄光」は
見ても読んでもいませんから
ピント外れの可能性があります。
著者のネームバリューと題名のインパクトに惹かれて
図書館の予約コーナーで手に取りました。
心不全とか多臓器不全とか、
はっきりしない死亡診断をよく聞くのは
個人情報を秘すためかと思ってました。
この本を読むと
はっきりしない時にちゃんと調べるしくみが
機能してないことがよく判りました。

旧友の勧めでを昔に読んだので
東京に監察がいることは知ってました。
その後、各都道府県に
監察制度が広まる動きがなかったのは
ちょっとした驚きです。
この本によると官僚の怠慢だそうです。
ホントかな。
いずれにしても儲かる話はどこにもないので
解剖を本業とする先生方以外には
積極的にどこも言い出さなかった、
ということなんだろうと思いました。
あと考えられるのは
警察との力関係の影響でしょうか。

解剖率が低いのは事実としても
ただ単に解剖を増やすのではなく、
画像診断を駆使して解剖の必要なケースをきちんと見極め、
必要であればご遺族に了解をとって行うという、
制度はとてもすてきです。
大量のデータを日本中で共有すれば
ハイテクな病理診断システムも構築可能です。
CTやMRIが増えて
療機関がネットワークで結ばれるようになって
すてきな制度をつくる素地が
日本中に整ってきたのでしょう。

師からいきなり解剖を提案されると
自分が遺族なら身構えると思います。

画像診断なら受け入れやすい気がします。
入院患者としてはどうでしょうか。
案を行ったMRIで
次の順番に査されるのは
そうだと知ったらかなり抵抗がある気がします。
清潔かどうかという問題より深く、
れ」の感覚が
しみついているせいだと考えました。

その一方で虐待や犯罪が
表面の案だけで見過ごされたら困ります
(そういう可能性が調査されているわけではありません)。
本当の死因をデータとして残すことが
学の真の発展に必要だというのも
頷ける話です。
正論でびしびし攻めてこられるので
たじろぎます。
論理方程式も出てきました。
ライフワークなのだろうなと思いました。

初版が出て3年を経過しているので
的な取り組みも進んでるようです。
Autopsy Imaging (Ai) Center
 →先進的な大学病院のとりくみだそうです。
死因不明社会とは?
 →コンパクトに問題をまとめてあります。
  Aiを日本語訳すると『死亡時画像診断』だそうです。

あとは各種リンクです。
「チーム・バチスタ」の本当の敵は~『死因不明社会』
 海堂尊著(評:後藤次美)

 →完全装備の書評です。
Aiって何だ!? - 書評 - 死因不明社会
 →新書の書評なら右に出るものなし、の勢いです。
  読者のコメントも面白く、
  画像が読める者が全国各地にどれだけいるか、
  という問題提起がありました。トラックバックします。
『死因不明社会』 海堂尊 (講談社ブルーバックス)
 →日本人の「忌み」の感覚にも触れられてます。トラックバックします。
本の雑記帳9「海堂尊『死因不明社会』感想」
 →こちらもお者さんのコメントです。トラックバックします。
『死因不明社会』(海堂尊/講談社ブルーバックス) [04読書日記:論説系]
 →新しいブックレビューのブログに出会いました。トラックバックします。
「死因不明社会」海堂尊
 →監察務院のサイトや死因不明に関する事件や裁判事例にリンクがあり
  具的に論じられてます。トラックバックします。
海堂尊公式ホームページ
 →言わずと知れた著者のホームページです。凝ってます。

いろいろな議論に接してみたい
興味を惹くテーマがひとつ増えました。
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テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

こういちろうさんのコメント

ドラックパックありがとうございます。

海堂さんの小説は、読んだのは「ジェレラル・ルージュの凱旋」だけですが、知人によると、シリーズに共通するモチーフはやはりAIだそうです。「ジェレラル・ルージュの凱旋」は、劇場版も、堺雅人演じる実質主人公がたいへんいい味を出していましたよ。

ito.tamuroさんのコメント

コメントありがとうございます

Sayakaさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
「白鳥室長」がブルーバックスにも登場してます。
「バチスタ」を読んでない私には、
その強烈なキャラクターと
著者のお人柄との区別がつきにくいです。
厚労省の官僚がちゃんと相手をしてくれない
という思いは相当なんだろうと
私も思いました。

ブログ、すこし拝見しました。
おいそがしい中
小説をこつこつ読まれてるんですね。
ブログネームの元になってる「植物図鑑」
読んでみたくなりました。

Sayakaさんのコメント

はじめまして

今日は訪問者リストから、
昨日は旧知のblue_blueさんのところから
来ていたのでした。

私もAiというのは海堂氏のチームバチスタの小説で
初めて知りました。
海堂氏の小説は随所に厚労省にモノ言いたげな
感じですね。
今まで相当苦労したのでしょうね。

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