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ケアより鑑別?

2008-03-16

岡田尊司「パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか」PHP新書
岡田尊司「パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか」

人格障害についての本をもうひとつ読みました。
(元々はこちらを借りて読めずに返してしまい
 半年くらいしてリトライしたのでした。
 そのときに一緒に予約して先に届いたのが、前の本で、
 それがこの2冊を読むことになったきっかけでした)
接し方について、
周囲としてはその人の持ち味や苦手な面をよく整理して理解し
ほどよい距離をとって接していくことが、
合計10のパーソナリティ障害の類型に関して述べられています。
話はとても分かりやすいのですが、
なぜかよく分かった気がしてこないので
感想を書くのが遅くなりました。

類型化することは可能だと思うのですが、
そんなに典型的な人ばかりがいるものだろうかと
どこかで余計に混乱している感じです。
ひとりの人がいくつかの特徴(障害の傾向?)を兼ね備えている時は、
どうしたらいいんだろう、とか、
ひとつだけの特徴を持っている人の方が珍しいのではないだろうか、とか、
類型のスキマが整理できないまま残った気がしました。
・・・それは私のもつ障害の傾向なのでしょうが。

なぜそんなひっかかりを持つのか、もう少し考えてみました。
(珍しくよく考えてます。悩んでます、と言った方が近いかも)
これらのカテゴリーにあてはまりそうな人と接しているときに、
こちらに沸き起こってくる、
混乱や動揺、えもいわれぬ割り切れないような感じが、
この先生の記述からは伝わってこないのです。
ガラス1枚隔てた向こうに先生がいるような感じ。
表情や笑顔は伝わってくるのですが、息づかいや温かみが来ないような。
先生の働く職場(医療少年院とのこと)にはそういう特性があるのだろうか、
などと考えてみましたが、確証はありません。
無理やりこじつけていえば『ケア<鑑別』という不等式のような感じがしました。

もうひとつ気になったのは、
小さいころの親子関係がパーソナリティ障害の形成に大きく係わっている、
とする記述の中に、
家庭事情のせいで犯罪が多発するような環境を
念頭に置いて考えられていることが多い点でした。
社会経済的地位が高い/低いという違いによって、
精神的な病の発症率は、きっと影響を受けているのでしょうが、
パーソナリティ障害というと
やはり不幸な生い立ちとは切っても切れないものなのだな、
それはそれとして受け止めてあげて対応していくことが
周囲としては必要なのだな、
そういう感想が残りました。
これも先生の勤め先で関わることの多い人たちの特徴や背景と
関係していることなのでしょうか。
もともとは精神病質人格という類型があって、
それがパーソナリティ障害の類型に発展したという事情もあるのでしょうが、
この説明が世の中に広がっていくと、
暗黙のうちにある種の区別が広がっていきそうな恐れを抱きました。
・・・自分が育ちが悪いからかなあ、と思い始めて、
結局その結論が出ないままに、今日はいったん感想をまとめてみます。
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